専門医は「静岡県のピークは12月上旬か中旬、第7波を超える」と予想 今週の感染者は50代、60代の増加大きく…県「年配者に増加が移っている」/新型コロナ
今週は50代、60代が大きく増加
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「24日までの1週間で最も人数が増えた年代は、50歳代が唯一先週と比べて200人以上増えており、次いで60歳代が161人、先週くらいまで10代とか30代とかその辺の年代が多く増えていたのが、年配の方に感染者の増加が移ってきているという状況でございます」
専門医「ピークは12月上旬か中旬」「第7波を超える」
今後の感染状況について専門家は…
浜松市感染対策調整監 矢野邦夫医師:「今後どうなるかの予測に関しては、北海道の状況が参考になる。それを見ると、第7波を大きく上回った第8波になっている。急速に感染者は増えているので、おそらく静岡県もそうなるのではないかと思っている」
北海道では22日、1日の新規感染者数が1万1394人と過去最多を記録しました。これまで最も多かった23日の1万1112人を上回り、今月だけで2回、過去最多を塗り替えています。
浜松市感染対策調整監 矢野邦夫医師:「(県内は)12月上旬か、遅くても中旬にはピークを見るのではないかと思う。明らかに第7波を超えてくると思うが、どれぐらい増えるのかはわからない。人の流れが最近激しくなってきているし、海外からの人も来るので、どのくらいまで上がるかは、予測はつかない」
こうしたなか、県内では今週新たにオミクロン株の派生型、通称「ケルベロス」と「ケンタウロス」が確認されています。
新しい変異株について、矢野医師は─
浜松市感染対策調整監 矢野邦夫医師:「重症化はどれも確認されていないので、ケルベロスといっても、ケンタウロスといっても、一気に重症化する割合が増えるとは思わないが、おそらくケルベロスが日本においてもメインを占めると思う。ヨーロッパとかアメリカでかなり増えているので、そこからの人々の流れは結構これから増えてくるので、ウイルス持ち込まれて、ケルベロスがメインになって、流行するのかなと推測している」
インフルエンザとの同時流行の対応策は
またこの冬はインフルエンザとの同時流行も警戒されています。症状の見分けがつきにくいと言われている中で、その対応策については…
浜松医療センター 矢野邦夫医師:「インフルエンザとコロナ、症状で見分けることはまず無理だと思う。そこで、リスクがある人か、ない人か、どちらが感染したかで区別するといいと思う。リスク高い方は早く診断して早く治療しないといけないので、病院に行って、コロナとインフルエンザの検査をして、その結果に応じて対応する。リスクのない方は、ご自宅でコロナの検査をして、もし陽性ならばご自宅で安静にして、陰性ならば病院に行ってインフルエンザの検査をして、インフルエンザが陽性ならば、すぐに薬を飲む、そのような対応が良いと思う」
【映像には林アナウンサーの解説もあります】