【新型コロナ】静岡県内32人感染…陸自板妻駐屯地で県内100例目のクラスター 変異ウイルスも累計80人に
静岡県内では16日、新たに32人の新型コロナ感染者が確認されました。御殿場市では陸上自衛隊板妻駐屯地でクラスターが発生。変異株も新たに6例確認されています。
静岡県内の新規感染者は32人で、静岡市が15人、御殿場市が11人、浜松市が3人などとなっています。
板妻駐屯地で寮生14人感染
御殿場市では陸上自衛隊板妻駐屯地で16日の11人を含めてあわせて14人の陽性が確認され、新たにクラスターに認定されました。この14人は、駐屯地で寮生活をしながら一緒に研修を受けていたということです。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「寮生活の最大の問題点は一緒に過ごす時間が長い。長い間しゃべっているとマスクはずれたり、飛沫が飛ぶ機会が長く歓談している間に起こりうる」
静岡市のグループホームクラスターも拡大
静岡市では、葵区の高齢者向けグループホームのクラスターで、新たに入居者3人と職員3人の陽性が確認され、このクラスターの感染者は11人となりました。
変異ウイルスも新たに6人 県内累計80人に
変異ウイルス陽性も相次いでいて、静岡市では新たに5人が変異ウイルス陽性と判明しました。市内での変異ウイルス陽性は、これで5日連続で、あわせて26人となりました。
静岡県東部保健所管内でも新たに1人が変異ウイルス陽性となり、静岡市とあわせて県全体で80人となっています。
静岡市の会見
「3月25日以降、変異株の検査が65検体あるが19検体が陽性となって29パーセントとなる。既存株との置き変わりがあると指摘されているので、その可能性があると思うし、引き続き基本的な感染防止策をしてほしい」
今後、ゴールデンウィークなど人の移動が増える時期に向けて、県は対策の徹底を呼び掛けています。
静岡県危機管理部 杉山隆通危機報道官:「ことしの大型連休は、感染防止対策を徹底して、県内でおだやかに過ごしてほしい。感染者の多い県外地域への不要不急の移動は慎重にして、県外地域から変異株を持ち込まないようにしてほしい」