新型コロナワクチン集団接種始まる かかりつけ医がいない高齢者に対応 浜松市
浜松市では22日から市内2つの大型商業施設で80歳以上の高齢者を対象にワクチンの 集団接種が始まりました。
およそ7万2000人いる80歳以上の高齢者の多くが、すでに市内およそ300の医療機関で始まっている個別接種を行うとみられています。
ただ、かかりつけ医がいない人や休日に家族付き添いで接種を希望する人もいるため、集団接種も行っています。
この日、市内2カ所の集団接種会場ではおよそ180人が1回目のワクチン接種を終えました。
●80代男性
Q1回目の接種終えましたけど体調不良とかないですか?
「ないです 順調です。コロナのワクチンだから体調に影響が大きいかなと。全然そんなことないね」
こちらの女性は娘に付き添ってもらい集団接種会場に来たといいます。
●80代女性
「こんな状態ちょっと足が不自由だから。場所もちゃんと先に確認してね。お母さん確認してきたよというもんで安心して」
●80代女性の娘
「一人で来れる人ばかりではないので/土日に接種していただけて本当にありがたく思っている」
6月から会場増設ワクチン廃棄ゼロに
5月中は西区と東区の2ヵ所で土日のみ集団接種を行っていますが、6月からはさらに6カ所会場が増設され、市内7つの区すべてで集団接種が受けられます。一部の接種会場では平日も対応しています。
● 職員が患者に話す
「次回の予約がですね。きょうから3週間後6月12日。きょうと同じ4時でお取りしていますので。変更の場合のみご連絡をお願いします」
集団接種の場合、2回目の接種は原則3週間後に同じ場所と時間で受けることができるよう市が予約を調整しています。
一方、全国的にワクチンの廃棄が問題となっている中、この日体調不良などでキャンセルをした人が3人いましたが…
●浜松市西区役所健康づくり課 高田まゆみさん
「本日キャンセル等で廃棄することなく、この会場で実施しております。職員スタッフの中で接種をさせていただくことになりました。本日廃棄ゼロということで実施しております」
浜松市では80歳以上の高齢者は7月上旬をめどに、65歳から79歳の高齢者は7月下旬をめどに2回目の接種が終了する予定だということです。