感染拡大地域への往来や不特定多数による集まりが最近の特徴 「症状が軽い」と油断しないで 保健所長が警鐘 静岡市
静岡県内でも過去にない急激な感染拡大を見せている、オミクロン株による第6波。13日、静岡市では去年9月9日以来、1日の感染者が50人を超えました。
静岡市保健所 田中一成所長
「これから爆発的な感染拡大が起きるのか、あるいは現在行っている濃厚接触者への調査・検査を行うことで一定の対策が効果を出してピークシフトが可能となり、ある程度の数でふさぎこめることができるのか、その分水嶺にあると考えている」
静岡市の患者の感染経路については、感染拡大地域への往来や不特定多数による集まりなどが最近の特徴だといいます。
重症化リスクが低いとされるオミクロン株ですが、田中所長は「決して楽観的な見通しができる状況ではない」と訴えました。
静岡市保健所 田中一成所長
「オミクロンは症状が軽いので、感染が多少拡大してもいいのでは、と軽視する意見が世の中にあるとみている。ただ、ある地域では多数の感染者の発生によって、医療機関が相当に追い込まれている状況。重症化率が低いといっても、多くの患者が発生すれば重症者も発生する」