【新型コロナ】静岡中央警察署のクラスター、陽性だった容疑者から感染拡大か 静岡県内22人感染

静岡県内では新たに新型コロナウイルスの感染者が22人確認され、静岡市の静岡中央警察署でクラスターが発生しました。市は留置していた容疑者から感染が広がったとみています。

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【新型コロナ】静岡中央警察署のクラスター、陽性だった容疑者から感染拡大か 静岡県内22人感染

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 県内の新規感染者はあわせて22人で、最も多いのは静岡市の13人です。

静岡市 和田明久保健福祉長寿局長:「このクラスターは静岡中央警察署で発生したものになります。現時点で職員4人、留置者2人合計で6人の感染が確認されています」

 静岡市では、感染判明が相次いでいた静岡中央警察署で、関係が明らかな感染者が25日までに6人に上り、新たにクラスターに認定されました。警察署でのクラスターは、県内で初めてです。市や警察によりますと、クラスターの内訳は留置場の管理や捜査を担当する警察官4人と留置されていた容疑者2人です。

静岡市 杉山智彦保健予防課長:
Q.クラスターの原因はどうとらえる

A.「警察署の中の警察官と被留置者がからんでいる。基本的には長時間の会話、会話といいますけど飛沫感染ということになるかと。留置所はマスクをしないと聞いているので。換気とかはうかがってませんけど、感染のリスクが高い環境だった」

Q.いわゆる取り調べの中で感染?

A.「具体的にどの場面かはわからないですが、いわゆる取り調べの中とか、前後の対応もあるかと思いますので、そういったなかで感染したのではないかと。留置所の中ではあえてさせないルールがあるかもしれないが、それ以外では基本的に取り調べの時ははマスクをしているが、時間が長かったと考えている」

 市はもともと陽性だった容疑者から感染が広がった可能性が高いとみています。

 静岡中央警察署ではこの6人のほかにも、交番勤務を含む警察官4人の感染が判明しており、このうち2人はクラスターとの関連が疑われるということです。

 クラスターの発生を受け、署では来庁者が立ち入りできるエリアを限定するなど感染対策をしたうえで、各種手続きはこれまでどおり対応することにしています。

 静岡市で1日の新規感染者が10人以上になるのは、1月30日以来およそ2カ月ぶりで、市も警戒を強めています。

和田局長:
Q.10人超という人数は、どうみればいい?

A.「まだ第何波がくるという判断はできないが、第2波第3波が始まるときの様子に似ているので、少し注意が必要だと思います」