「大皿でなく小皿で」「タオルの使い回しはやめて」 増える家庭内感染を防ぐためには…

 富士宮市で今月、同居家族6人の感染が明らかになりました。東京都の11日から17日までの1週間でも、濃厚接触者から感染した人のうち40.9%が「同居する人からの感染」でした。前週から11.8ポイント上昇しています。このように新型コロナウイルスの家庭内感染が増加しています。

画像: 15日~21日(静岡県内)

15日~21日(静岡県内)

 浜松医療センターの矢野邦夫院長補佐感染症内科部長は「濃厚接触者が感染する確率は5%だが、これが家庭内だと10%以上にはね上がる」と指摘しています。そして、家庭内での感染を防ぐために「大声を出したり、騒いだりすることをやめてほしい」「感染した人が使ったタオルを次の人が使うと、ウイルスが目の中に入る危険があるので、タオルは使い回しをせずに、まめに交換してほしい」と話しました。また、大皿を使わず小皿にすることや、特に高齢者とは1メートル以上の距離を保つことなど家庭内感染を防止する方法をあげています。
 テレワークの普及で、自宅にいる時間も長くなりましたが、家庭内感染を防ぐ取り組みも必要です。