緊急事態宣言下の愛知県に隣接…静岡・湖西市は県全体の3倍近い感染率 市長「生活圏は一体。基本的な感染対策を」

 12日、緊急事態宣言の対象に追加された愛知県。その12日に過去最多679人の感染が確認されました。2日続けての過去最多更新で、1日の感染者が600人を上回るのは初めてです。

湖西市 人口当たりの感染者数は県全体の3倍近い

 愛知県の人口10万人当たりの感染者数は45.9人。この数字に近い感染状況となっているのが、愛知県に隣接する湖西市です。湖西市の10万人当たりの感染者数は34.0人と、静岡県全体の13.7人の3倍近い水準に達しています。

画像: 湖西市 人口当たりの感染者数は県全体の3倍近い

 さらに、市内で初めてのクラスターが12日に発生。カラオケを伴うスナックで客や従業員ら6人が変異株に感染したとみられています。

湖西市長は…

 市内の感染状況を踏まえて、湖西市の影山市長は―。

画像: 湖西市長は…

湖西市 影山剛士市長(13日 午前9時半)
「湖西市と豊橋市、遠州地区と三河地区というのは仕事、買い物の生活圏は日ごろから一体なので、やはり仕事で出かけなければいけないという方々の往来がある程度あるというのは当然のことだと思っている。今、湖西市では愛知県の緊急事態宣言に合わせて感染拡大の緊急警報を発令させていただいた。改めて気を引き締めて基本的な感染予防、手洗い・消毒・マスクの着用や社会的な距離をとることをお願いしたいと思っている」

一方で、ただちに県に対し、政府にまん延防止措置適用の要請を求める考えはないとの見解を示しました。

湖西市 影山剛士市長 
「現時点での数字は当然把握しているので、感染経路の状況等から考えて必要があれば迅速に協議して対応していきたいと思う」

      (5月13日放送)