【新型コロナ】静岡県再び「感染拡大警報レベル」…1日2600人感染と推計 医療機関「予約枠はほぼ一杯」 薬局「抗原検査キットの販売数急増」
「感染拡大警報レベル」
8月14日から20日までの1週間、定点医療機関あたりの、新型コロナウイルス感染者数は20.51人。前の週と比べて4.7人増加。およそ1.3倍となりました。1日あたりの感染者数は、県全体でおよそ2600人と推計されています。
県は、感染者の増加が続き、医療のひっ迫の恐れがあるとして、25日付で、ふたたび「感染拡大警報レベル」と発表しています。
街の人は…
三島市民40代:「(感染者が)増えているのは聞いていました。警報レベルまでいっていたというのは、気づいていなかった」
Q.感染対策は何かしています?
三島市民40代:「もう今は特にしていないです」
長泉町民40代:「暑いから、涼しい(子育て)支援センターとかに行きたいと思うんですけど、ちょっと人もたくさんいるので、行けていない」
お盆明けの医療機関は
お盆休み明けの医療機関は、どうなっているのでしょうか? 静岡市内のクリニックでは。
東静岡耳鼻科 加藤高志院長:「予約枠はほぼ一杯。お盆の時期は僕らも休んだのですが、今週になってからは、以前と同じように、あまり減少したという印象はない」
23日、このクリニックで抗原検査を行った12人中8人が「新型コロナ」陽性。24日は午前中だけの診療でしたが、検査した4人全員が陽性だったということです。
東静岡耳鼻科 加藤高志院長:「皆さんマスクをつけていない方もいらっしゃるので、新型コロナの患者さんも、どこでもらったかまったく分からないというケースが増えていますね。特に高齢者、重症化リスクの高い人に会う時は、ぜひマスクをしてください」
県は「発熱等診療医療機関」を受診する場合は、事前に電話で相談するよう呼び掛けています。
薬局では抗原検査キット、解熱鎮痛剤の販売急増
一方で…。
栗田麻理アナウンサー:「静岡市内にあるドラッグストアです。8月に入り、新型コロナの抗原検査キットの売れ行きが伸びていると言うことです。さらに合わせて、こちらにある解熱鎮痛剤を購入する方も増えているということです」
杏林堂薬局静岡小鹿店 浦田輝さん:「一番売れているのは、唾液(だえき)タイプが一番売れています」
売れ筋は、唾液で検査ができる検査キットで、価格はひとつ1408円です。
この店では、3種類の抗原検査キットを販売していて、全体の販売数は、7月前半の15日間で83個。8月前半は、185個。およそ2.2倍に増えています。
さらに…。
杏林堂薬局静岡小鹿店 浦田輝さん:「解熱剤やのどの薬が、コロナがはやり始めてから販売数が大幅に増えたと感じますね」
杏林堂薬局では、抗原検査キットや、解熱鎮痛剤の在庫は十分にあるということですが、医薬品の「のど飴」や「のど用のスプレー」などは、一部で品薄状態となっています。