緊急事態宣言21日に解除へ…静岡県民「解除されたら、首都圏に行きたい」「まだ早い。心配」

 1都3県に出されている緊急事態宣言は、予定通り21日で全面解除されることが決まりました。

 また、解除に合わせ、変異ウイルスの検査件数を増やす方針も示されました。現在、陽性となった人のうち5%から10%の検体を遺伝子解析していますが、これを40%まで拡大するといいます。

田村厚労大臣(18日):「解除した後にしっかり対応するということ。変異株も当然かかわってくる。PCRスクリーニングを、いま5~10%だが、40%までこの率を上げていくことで対応していく」

静岡県はすでに25%を変異株の検査

画像: 静岡県はすでに25%を変異株の検査

 一方、今年1月に全国的にも比較的早く変異ウイルスが確認された静岡県では、すでに変異ウイルスの検査を全陽性者の25%程度まで広げていて、浜松市での変異ウイルスクラスターの発生を受け、さらに強化する考えです。 静岡県会見(17日):「県では、県の管轄地域からPCR陽性の25%くらいをコンスタントに変異株の検査をしていて、さらに病院、ほかの民間検査会社からも測定できる検体があれば変異株の測定をしたい」

Q. 25%というのは国に送る割合?

県:「国に送った分もあるが、県の調べたのもあり、変異株の検査をした数。1月に入ってからの政令市を除く検体のうち国・県の研究所で、変異株PCRできた数の割合が25%」

静岡県民は…

画像: 静岡県民は…

林輝彦アナウンサー:「変異ウイルスの確認が相次ぐ中、緊急事態宣言は予定通り21日に解除される方向になりました。首都圏に隣接する静岡県にも大きな影響を与える宣言の解除、賛成か反対か、街の人に聞きました」

Q 解除の見込みですが
静岡市 20代男性:「賛成です。緊急事態宣言出しっぱなしにしても、経済的にも回らなくなってきている中で、各自の意識の問題だと思うので、解除して大丈夫だと思います」

静岡市 70代夫婦:「まだ早いと思いますけどね。これでまた自由に県外をまたぐようになると、また問題が出ると思う」
Q.変異種については
「心配は心配だよね。それにしても、まだ早い気はしますね」

静岡市 40代:「いろいろあると思うが、私はもう仕方ないと思う。(宣言が)意味ないとまではいわないけれども、みんな頑張っていても、なかなか結果が出ないとなると、続けていくのもなかなか難しいところがあると思う」

静岡市民 60代男性:「宣言が解除されるけれども、静岡はもともと関係ないじゃないですか。でも東京とか愛知の間に入って、静岡も宣言を受けているような感じで、皆さんそういう感覚をお持ちなんじゃないでしょうか」

 現在、仕事で東京や神奈川など宣言対象地域に行くことも控えているといいます。

Q.解除されたら1都3県に行きたい?
静岡市 60代:「行きますね、必ず行きます。目で見て耳で聞いて鼻で嗅いで口で食べて、そういうのが情報収集の一つだと思うので、やっぱり往復したい。向こうのお客さまも、静岡に来てもらって、静岡のいいところ、どこにも負けないものがあるので、ぜひ食べに来たり遊びに来たりしてもらいたい」

      (3月18日放送)