【新型コロナ】患者ら2人の感染を確認した富士市立中央病院、院内感染を否定「両者に関係はない」 静岡県
富士市立中央病院は、患者ら2人の感染が確認されたとして、先ほど緊急会見を開きました。院内感染ではないとしています。
富士市立中央病院 柏木秀幸院長:「12月7日月曜日、当院職員1名の新型コロナウイルス感染が確認された。また当日に入院された患者1名からも感染が確認された」
感染が確認されたのは、病院に入院する高齢の男性患者と職員です。男性患者は7日、発熱によって外来を受診し、入院後に感染が確認されました。感染拡大地域への移動や感染者との接触はないということです。一時的に病室が同じだった患者が3人いますが、濃厚接触者とは認定されていません。男性患者は現在は感染症病棟へ移っています。また、職員は医師や看護師ではなく、感染症患者との接触はないため、業務上の感染ではないという事です。
富士市立中央病院 柏木秀幸院長:「両事案とも感染経路は不明だが、両者に関係はない」
富士市立中央病院 渡辺利英 病院総務課長:「新型コロナウイルスは院外から持ち込まれた可能性が高く、現状において院内への他の患者や職員への感染は確認されていない。クラスターや院内感染は現状発生してないことを申し上げる」
同じ部署で働く職員37人はすでに全員が陰性と確認されていて、病院は通常通り、診察を行っています。
富士市内では、先月から市内で6件のクラスターが発生していて、県は富士駅北地区をクラスター発生地域と公表しています。静岡県は10日から富士総合庁舎で、このエリアの一部地区の飲食店従業員や先月24日からきのうまでにアルコールを提供する飲食店を利用した市民に抗原検査を実施します。