静岡市長が訴え「差別や中傷やめて」宿泊断られた、登園止められた…クラスター発生の病院関係者への差別深刻化
クラスターが発生している静岡済生会総合病院では、27日再検査で新たに3人の陽性者が判明、全体の感染者数は43人に拡大しました。一方で、病院の患者や職員、家族に対する差別や中傷も深刻化しています。
静岡市の田辺市長は、市民に次のように呼びかけました。
静岡市 田辺信宏市長:「静岡済生会総合病院の関係者の中に、いわれのない誹謗、中傷、差別を受けている方々がいると聞き、とても心を痛めている。例えば、職員や入院患者の家族が、会社から出勤停止を言い渡された、別室での仕事を指示された、職員の子どもという理由で保育園への登園を止められた。職員がホテルの利用を断られた。そういった事案があった。絶対に差別や中傷はやめていただきたいということをお願いしたい。静岡市民の皆さんは、自分の命と暮らしと同じように周りの方々、相手の方々の命と暮らしを大切にしていただける、そんな市民であると私は信じている」