遠州織物を使った「おしゃれマスク」に反響 1日400枚の売り上げも 静岡県
北川彩アナ
北川彩アナ:「新型コロナウイルスが収束しない中、今や毎日の生活に欠かせないマスク。ファッションの一部として今、おしゃれなマスクをする人が増えています」
街で見る「おしゃれなマスク」
手作りマスク
●静岡市民80代女性 Qそのマスクはどうされたんですか?
「自分の手作りなんです」
Qそのマスクの柄のポイントは?
「ポイント?優しい雰囲気が好きなんです」
「色んな種類を、洋服に合わて楽しんでいる」
●藤枝市民60代女性 「お家にある布で、ちょっと作ってもみたんですけど、買ったほうがきれいなのがあるかなって。色んな種類をお洋服に合わせたりなんかして、楽しんでいるんですけど。外はちょっとカラフルな方が楽しいかな思って」
「プロレスラーのマスクを作っている職人さんが作ったマスク」
●富士宮市民30代男性 「僕すごくプロレス好きなので、プロレスラーのマスクを作っている職人さんが作ったというので買いに行って。結構オーダーメイドでロゴとか入れられるみたいなので、見てるとオリジナルで作っている、スポーツ選手とかは結構している方がいるみたいですね」
「水着の素材だから洗っても簡単に乾く」
●静岡市民60代女性 「水着の素材だから家で洗っていても簡単に乾くんですよ。だから、当分の間はこれだな。で、もうちょっとして寒くなったら冬用を買いに行きます」
「おしゃれマスク」をした子供たち
今注目の「おしゃれマスク」。県のホームページでも、県内産の商品の購入を呼び掛ける「バイ・シズオカ」の一環として、静岡ならではのおしゃれなマスクを扱うお店を紹介しています。 その中の一つを訊ねると。
デザイン性の高い遠州織物を使ったマスク
トモーネット・オフィース
北川アナ:浜松市にある遠州織物会館に来ています。まだまだマスクが必要不可欠な状況の中、こちらでは遠州織物を使ったおしゃれなマスクがずらりと並んでいます。 主に遠州織物を使ったアパレルの製造・販売をしている「トモーネット・オフィース」。服を作る過程で余った布などを活用し、およそ30種類ほどのマスクを作っています。価格はどの種類も全て1枚550円。3月から販売を始めましたが、デザイン性の高さから大きな反響を呼び、イベントの時には1日で400枚も売れることもあるといいます。
「綿のものは何回洗っても肌につけたときに馴染んでいく」
トーモネット・オフィース代表 岩田朋子さん:「遠州織物をみなさんに知っていただきたいなと思って、作るようになりました。やはり遠州というと、昔から綿の織物の産地で、綿のものは何回洗っても肌につけたときに馴染んでいく。ずっと使っていけるんじゃないかなと思います」
カットジャガード
北川アナ:おすすめは? トーモネット・オフィース代表 岩田 朋子さん:「今私が付けているのもそうなんですけど、このカットジャガードという、これも遠州織物なんですけど、品のいい感じというか、レースとはまた違った落ち着いた感じもあります」
カットジャガード生地は、布に模様を印刷するプリント生地と違い、デザイン自体が生地に織り込まれています。奥行きのある柄の高級感が特徴です。
北川アナ:とっても軽いですね。でも薄いですけどしっかりとした生地。たしかに綿だからとても柔らかいです。秋や冬になると服装が結構地味な色味になってくると思うので、こういったマスクで明るいものを付けると華やかになりますね。 様々な織り方や染め方がある遠州織物。さらにこれからの時期にぴったりなマスクが…。
遠州織物立体マスク
北川アナ:秋におすすめなマスクは? トーモネット・オフィース代表 岩田 朋子さん:「これからだんだん涼しくなってきますので、そちらにある素材が少し厚いもので、ベージュのマスクがウォーム感もあって冬に向かってはいいのかなと思います。こちらのマスクは、顔の保湿も期待できるといいます」
北川アナ:たしかに先ほどのものと比べて結構厚みもありますし、これからの季節にぴったりです。とっても暖かいです。何よりマスクで秋らしさを取り入れられるのも素敵ですね。
「ファッションに合わせたかわいいマスクで、楽しんで」
トーモネット・オフィース代表 岩田 朋子さん
その他、着物の生地ですが、自宅で手洗いして繰り返し使えるというマスクも。コーディネートの一部として、マスク選びを楽しんでいる人も多いといいます。 トーモネット・オフィース代表 岩田 朋子さん:「まだまだコロナ渦の中、マスクはずっと必要だと思いますが、今日のファッションにはこんなのが良いのかな、という感じで、ファッションに合わせて可愛いマスクをつけて、こういう時期ですけど、ある意味(マスクを)楽しんでいただけたらいいかなと思っています」
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