新型コロナ後遺症で7割が仕事に影響 静岡県は後遺症対応の研修や専門外来の紹介システムの構築へ

静岡県は新型コロナの後遺症について調査結果を発表しました。咳や頭痛などの症状が続き、およそ7割が仕事に影響が出ていることが明らかになりました。

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新型コロナ後遺症で7割が仕事に影響 静岡県は後遺症対応の研修や専門外来の紹介システムの構築へ

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静岡県健康福祉部 
後藤幹生 参事:「本日はオミクロン株に感染したと思われる今年の1月以降にですね、陽性が確認された方、昨年12月以前にオミクロン以前に感染された方との後遺症の症状の比較を申し上げます」

 2日午前、県は後遺症に関して去年12月から行っているアンケート調査の結果を発表しました。291人が回答し、調査によりますとオミクロン株患者の特徴として咳、頭痛、倦怠感の3つの症状で全体の6割ほどを占めていることがわかりました。以前のデルタ株患者の調査で多かった嗅覚や味覚障害は、およそ1割でした。
 また後遺症によって仕事に何らかの影響が出たという人は、およそ7割いてこのうち3割ほどが休職、あるいは退職したということです。
 県は「一般の医療機関へ後遺症対応の研修を行い、専門外来を紹介するシステムを構築する」としています。