【新型コロナ】静岡市の接待伴う飲食店でクラスター「マスクせず、換気不十分」、富士市の遊戯場でも 静岡県内42人感染、1人死亡
静岡県内では新型コロナウイルス感染者が、新たに42人確認されています。静岡市の接待を伴う飲食店では、新たに17人が感染するクラスターが発生。伊東市でも感染者が急増していて、警戒が強まっています。
静岡市では新たに29人の感染が確認されました。このうち15人は葵区の接待を伴う飲食店の従業員です。これまでに17人の従業員が感染していて、市は市内13例目のクラスターに認定しました。
市の担当者:「マスクなしで接客。客もマスクなし。換気も不十分」
市は店の利用客延べ96人に対して、あすから検査を行うとしています。残りの従業員21人は全員陰性が確認されています。
市の担当者:「経営者の同意が得られないため。非公表」
静岡市はこれまでクラスターが発生した施設名をほとんど公表していませんが、田辺市長は27日の記者会見で対応を変える方針を示していました。
静岡市 田辺信宏市長:「今後は店名の公表も含めた対応を協議していく。市民の皆さんの不安が高まっている。そういう中でフレキシブルに対応したいということ」
市は店舗から名簿の提出をうけていて、利用客は特定できているとしています。名簿に記載のある人以外の利用が明らかになったり、感染者が確認されたりすれば、店名を公表する方針です
また、県内で新たに高齢の感染者1人の死亡が確認されました。居住地や性別などは明らかにされていません。
さらに、富士市内の遊技施設でも新たにクラスターが確認されました。これまでに5人の感染が確認されています。濃厚接触者を全員把握しているとして、県は施設名を明らかにしていません。