入国禁止でイチゴ農園“人手不足” 出荷最盛期前に実習生来日できず…
オミクロン株の確認をうけて、水際対策の強化として政府が外国人の新規入国を禁止したことをめぐり、県内でも影響が広がっています。
赤くつややかに実ったイチゴ。藤枝市のイチゴ農園では、成熟が早いイチゴが収穫を迎えています。
この時期はクリスマス商戦のために出荷するイチゴのパック詰めや出荷の最盛期を控え、実を間引く作業に追われる頃。そこで貴重な戦力となっているのが、現在8人いる外国人実習生です。
ジャパンベリー 上山優代表:
「今私のところに来ているのは中国とベトナムの方で、本来なら12人体制くらいでやっていきたいところを今この8人で何とか乗り切っている。これから12月下旬に向けてイチゴの収穫量が多くなってくるので、ちょっと大変になるかなと思っている」
先月上旬にようやく入国制限が緩和され、段階的に受け入れを始めた矢先の全面的な外国人入国禁止措置でした。
ジャパンベリー 上山優代表:
「入国停止ということで少し驚いた。こんなに早く停止になるかなと思ったが予定していた入国する方が来られなくなって少し戸惑っている」
今月来日する予定だった中国人の実習生3人は母国での待機を余儀なくされました。今いる実習生に滞在期間の延長をお願いして、何とか人手を確保しています。
仮に外国人の入国禁止措置が今月末で解除されても、実習生が来日するのは早くても来年2月ごろになる見込みです。
ジャパンベリー 上山優代表:
「世界的な流行の兆しも入っているし、入国を禁止して水際対策を徹底してもらって。広がってまた入国が延期になったりしないようにそれだけはお願いしたいですね」