「たばこの火を押し付けられた」…退職は上司らのいじめが原因 静岡・伊東市の元職員が市などに損害賠償求め提訴 市は「異なる部分がある」

 市役所を退職したのは、上司らのいじめが原因として、静岡県伊東市の元職員の男性が市などに440万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こしました。

画像: 伊東市役所

伊東市役所

 訴状によりますと、20代の元職員の男性は2018年に採用後間もなく先輩らからいじめを受け、自殺未遂を起こし、おととし退職しました。男性は上司や先輩からたばこの火を手に押し付けられたり、激辛焼きそばを食べるよう強要されたりしたと主張。男性はその後、精神疾患を発症。市が上司らに適切な指導をせず、いじめを放置したためだとしています。

 伊東市は「相手方の主張に異なる部分があるため、裁判で事実を明らかにしたい」とコメントしています。