作業員11人死傷事故…バイオマス発電所の建設工事再開 「一酸化炭素検知器の設置」など再発防止策を徹底 静岡県・御前崎港

 2月、作業員11人が死傷する事故があった、静岡県の御前崎港で建設中のバイオマス発電所が2日、建設工事を再開しました。

画像: バイオマス発電所で事故

バイオマス発電所で事故

 2月6日、御前崎港で建設中のバイオマス発電所で、作業員11人が一酸化炭素中毒とみられる症状で倒れ、そのうち、ろ過式集塵機の中で溶接作業をしていた男性(70)が死亡しました。

 発電所の運営会社は「一酸化炭素検知器の設置」や「教育の実施」といった再発防止策を徹底した上で、2日から建設工事を再開したと発表しました。運営会社は「皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントし、事故原因については「警察などが調査中で、引き続き全面的に協力していく」としています。