サル捕獲の麻酔銃の矢が女性に… 事故を受け市長が再発防止策を公表 静岡・富士市
8月に静岡県富士市でサルの捕獲の際、誤って麻酔銃の矢が市民に当たった事故で、富士市長が定例会見で再発防止への取り組みを話しました。
8月29日、富士市中之郷の住宅街にサルが出没。富士市の担当職員と委託業者が現場に向かいましたが、麻酔銃の誤発射により目撃情報を伝えに来た女性に矢が当たりました。女性は一時意識を失いましたが、命に別条はありませんでした。
7日の富士市長の定例会見で、今後の対策について発表がありました。まず安全管理体制の見直しとして、配置人員を増やし役割を明確にすること、委託業者を替えて必ず2人以上で従事し1人は基準通り作業が行われているかチェックすることにします。
また通学児童の安全確保についても、サルが捕獲されるまでは職員を増やして見守りを行うとしました。
富士市
小長井義正 市長:「行政が対応する場合の様々な周知、安全対策徹底、今回のことを教訓としてしっかりとやっていく」
事故後、麻酔銃による捕獲は中断していますが、市では県に報告書を提出した後、再び許可を申請する方針です。