弁護側「必ず裁判をやり直すべきだ」 検察が元市長への取り調べに関する新証拠を開示 旧天竜林高校の調査書改ざん贈収賄事件

静岡県の旧天竜林業高校の元校長が大学入試の推薦をめぐり賄賂を受け取ったとして有罪判決が確定したものの冤罪だとして裁判のやり直しを求めている審理で、検察から新たな証拠が開示されました。元校長側は「事件を作り上げようとしたとわかるものだ」と訴えています。

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弁護側「必ず裁判をやり直すべきだ」 検察が元市長への取り調べに関する新証拠を開示 旧天竜林高校の調査書改ざん贈収賄事件

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無罪を訴え再審請求
北川好伸・元校長:「(警察は)ありもしなかった事件を作り上げようとしている」

 旧・天竜林業高校の北川好伸・元校長は、大学推薦入試に関する生徒の調査書を改ざんする見返りとして生徒の親族でもある元天竜市長から現金を受け取ったとして2010年に有罪判決を受けましたが、一貫して無罪を主張し裁判のやり直しを求めています。

 弁護側が「有罪の決め手でもある元市長の自白は虚偽だ」などと訴えている中、先月、検察から警察が元市長を取り調べた際の200ページ以上のメモが開示されました。

 弁護側は「虚偽の自白が強要された経緯がわかる内容で、必ず裁判をやり直すべきだ」と指摘しています。