3年ぶりに開かれた大道芸ワールドカップ アーティストが感じたこと 市民が感じたことは?

紆余曲折の末3年ぶりに開かれた大道芸ワールドカップが6日閉幕しました。参加したアーティスト鑑賞した市民は何を感じたのでしょうか?

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3年ぶりに開かれた大道芸ワールドカップ アーティストが感じたこと 市民が感じたことは?

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須藤誠人アナウンサー:
「3年ぶりの開催となった大道芸。規模は縮小されたが、天候にも恵まれ多くの人がパフォーマンスを見に集まっている」

中国人パフォーマー 張海輪(ちょうかいりん)演技

静岡市の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ」が5日と6日の2日間開催されました。

 メイン会場である駿府城公園には、日が暮れても多くの見物客が。

 さらに、街中の呉服町通りなどでもアーティストによるパフォーマンスが行われ、
市街地は大道芸一色に染まりました。

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来場者(千葉県から) 父:
「やっぱりいろんなパフォーマンスが見られることと、子どもたちも大きくなってきたのでいろんなものに触れ合えたらなと思って参加している」

母:
「やっぱり楽しいですね/3年ぶり、期間は短いですけどすごく楽しい。やっぱりこの雰囲気がいいなと思う」

来場者(静岡市民):
「やっと始まったかという感じ。もう24~25年通っていたので、(中止の2年間は)ちょっとさびしかった。もう1年の楽しみのひとつ、このために働いている」

熱狂的なファンも、通りすがりの人も、誰でも楽しむことができるのが大道芸の魅力です。

3年ぶりの大道芸ワールドカップ例年とは違う一面も

多くの見物客が見守った大道芸ワールドカップただ今年は、実行委員会を中心に、例年とは違った一面もありました。

その背景にあるのが、プロデューサーによる外国人への差別的発言です。
当初3日間の予定だったイベントは2日間に短縮して開催することになりました。

ただ、今回の開催に疑問を抱くアーティストがいました。

出演アーティスト 渡邊翼さん 先月27日
出演アーティスト・パフォーマーに対する説明会を再三求めてきましたが開かれてきませんでした。

静岡市出身のディアボリスト・渡邊翼さん。

組織体制の改善を求めていてた渡邊さん。

期限ギリギリまで、自身が出場するかどうか悩みましたが、来場者に楽しんでもらいたいという理由で最終的には参加を決めたといいます。

渡邊さん以外のアーティストたちは問題をどう捉えていたのでしょうか…

画像1: 3年ぶりの大道芸ワールドカップ例年とは違う一面も

出演アーティスト アスタリスクノヴァ:
「日本で一番じゃないかというくらいの大きなイベントだと思っているので、騒動があったが、自分たちは演者としてどれだけ最高のパフォーマンスを見せられるかがポイントだと思っているので」

出演アーティスト 道化師びりさん:
「僕はチャップリンやキートンにあこがれてパフォーマンスの世界に入ってきたので僕があこがれたり楽しんだりした思いを伝えることができてめ、楽しんでもらえたらそれが一番の願いというか目的なんです」

 渡邉さんも気持ちを切り替えていました。

客:
「テレビ拝見しました。頑張ってください。色々なことがあるけど応援していますので」

画像2: 3年ぶりの大道芸ワールドカップ例年とは違う一面も

出演アーティスト 渡邊翼さん:
「本当に色々あったけど、ショーは別でお客さんと僕とお手伝いいただけるボランティアのスタッフの方々で共有した時間は全部で(ステージ)6回あったが、すべて楽しかった」

大会実行委員は今後、渡邊さんが訴えたように参加アーティストや有識者を交えた運営体制についての対話の場を開かれた場で行うとしています。

大道芸W杯 大会実行員長代理 猪股宏光さんけ:
「我々はこういう条件で参加してくださいと提示する。それを参加する。もしくはしないというのはアーティストの決めていいこと。いろいろな意見を言ってくれることは全然、貴重な意見はいただきたい。」