中心街のモニュメントがぐにゃり…器物損壊容疑で捜査 静岡市「同じモニュメント設置は難しい」
静岡市の中心街にある、市が設置したモニュメントが何者かに壊されていたことが分かりました。警察が器物損壊事件として捜査しています。
白鳥衛記者:「常盤公園からすぐ近くの青葉通りに来ています。こちらにはもともと赤いモニュメントがありましたが、3月中旬に壊された状態で発見されました」
静岡市葵区の青葉シンボルロード。本来、この土台の上に設置されていたモニュメントがこちら。作品名・「風を泳ぐ」。彫刻家・高田洋一さんによって作られたもので、1992年に設置されました。
しかし、先月14日、モニュメントが何者かに壊された状態で見つかりました。市によりますと、破壊されたモニュメントの中で、持ち出された部分はなく、すべて現場に残っていたということです。市は被害届を提出し、警察が器物損壊事件として捜査しています。
このほか青葉シンボルロードには5つのモニュメントが設置されていますが、ほかに被害は確認されていません。
近所で働く人:「僕が朝、出勤してきた時に、警察の方がたくさん来ていて、見たらモニュメントが倒されている状況で、僕が前日夜帰る時は気付かなかったんですけど、壊されて寂しい気持ちにはなりましたね」
近所の人:「気分悪いですよね。人通りはそんなにないんですけど、なんか毎日夜になると、騒がしい声が聞こえますね」
市は現在、修繕の見積もりを業者に依頼していますが、同じモニュメントを設置することは難しいとしています。