土地の誤売却問題…市が土地の返還求め業者を反訴 静岡・掛川市
静岡県掛川市が、本来、売却できない土地を市内の不動産業者に誤って売却した問題で、市はすでに開発をはじめている業者から約2億6000万円の損害賠償を求める訴えを起こされています。
これに対し市は、土地の返還をもとめて逆に業者を訴える「反訴」の手続きをとることが明らかになりました。市によりますと、現在行われている民事訴訟は、市に損害賠償を求めるもので、現状のままだと市に土地が戻る見込みがないということです。
このため市では「土地売買は無効である」として、業者が行ったこの土地の所有権移転登記の抹消をもとめて反訴するということです。
市が反訴するのは来月19日に行われる第2回口頭弁論で、今後は同じ裁判の中で争われることになります。