反ワクチン団体所属の男 初公判でワクチン接種会場侵入の起訴内容を認めたうえで正当な目的な訪問だとして無罪を主張 静岡地裁

静岡県焼津市の新型コロナワクチン接種会場に侵入した罪に問われている、反ワクチン団体の男の初公判が静岡地裁で開かれました。

画像: 反ワクチン団体所属の男 初公判でワクチン接種会場侵入の起訴内容を認めたうえで正当な目的な訪問だとして無罪を主張 静岡地裁

 起訴状などによりますと、全国で活動する反ワクチン団体「神真都Q会(やまときゅーかい)」所属の被告(49)は、去年3月他のメンバーと共謀し、焼津市の新型コロナワクチン集団接種会場に侵入した罪に問われています。

 17日静岡地裁で開かれた初公判で、被告は起訴内容について「間違いない」と述べました。

 弁護人は事実は争わないとした上で、正当な目的の訪問であり、違法性はなく無罪と主張。

 「暴行や脅迫はなく、平穏で節度を持っていた」と述べました。

 一方検察側は冒頭陳述で、会場にはワクチン接種以外の目的での立ち入りを、遠慮してもらうための注意書きがあったと指摘。

 被告らは怒鳴りながら責任者に接近し、会場に侵入したと主張しました。