「ギャンブルなどに使った」…20代職員が3000万円着服し懲戒解雇 静岡・富士宮信用金庫

 富士宮信用金庫は、職員だった男性が複数の顧客から現金およそ3千万円を着服していたと発表しました。

 富士宮信用金庫によりますと、2月24日、当時淀川支店に勤務していた20代の男性職員が複数の顧客に定期預金を作成するなどとうそを言って、顧客が用意した計およそ3千万を着服し、遊興費などに使用していたことが判明しました。

 顧客からの相談で発覚し、元男性職員は「ギャンブルに使った」などと話しているということです。

 富士宮信用金庫はこの職員を3月30日付で懲戒解雇処分にしました。また、被害にあった客に対して謝罪するとともに、被害金額を3月中にすべて弁済しました。

 富士宮信用金庫は「内部管理態勢の強化を図り、信頼回復に取り組んでまいる」などとコメントし、今後刑事告訴するとしています。