ネットを使った詐欺・誹謗中傷を防げ 大学生に「サイバー防犯ボランティア」委嘱 静岡市
インターネットを使った詐欺や誹謗中傷などのサイバー犯罪が増える中、これらの被害を減らそうと、静岡市の大学で「サイバー防犯ボランティア」の委嘱式が行われました。
静岡市の常葉大学水落キャンパスでは、「サイバー防犯ボランティア」の委嘱式が行われました。静岡県警察本部から委嘱状を受けとったのは、常葉大学の学生18人。メンバーは県警のボランティア活動の呼びかけに賛同した有志の学生で、街頭での啓発活動やインターネット空間で、誹謗中傷や有害情報がないかを見回るサイバーパトロールなどを中心に活動します。
大学1年生:「想像より緊張感があって、僕たちにできるのかなという思いもあった。コールセンターだったり、連絡できるところに連絡して、協力してなくしていきたいなと思う」
委嘱式が終わると、怪しいサイトの見分け方などを学ぶ研修会が行われました。県警によりますと、去年県内のインターネットに関する相談件数は2049件で、おととしからおよそ300件増えました。
今年はすでに6月末までに1549件の相談が入っています。
増加傾向にある原因は、コロナ禍でネットを利用する人が増えたことで、警察は公式ECサイトを装ったフィッシングメールに注意を呼びかけています。
静岡県警本部 小林哲也警部:「インターネットを使う上でですね、便利な半面、危険性があるということで、パスワードの使い回しをしない、分かりやすいパスを使わない、そういったことに気を付けていただきたい」