生後間もない赤ちゃんの遺体を焼いて遺棄した疑いの男女 2人と交友のあった女性が語る「容疑者」
2人と交友があったという女性が取材に応じました。
ともに住所不定・無職の女(24)と男(20)は、5月27日沼津市の千本浜海岸で、生後数日ほどの女の子の遺体を焼いて放置した疑いが持たれています。
林輝彦アナウンサー:
「遺体があった場所はあちらのブルーシートが掛けられている場所です。現在、鑑識作業が進められています」
遺体が見つかったのは、5月27日の午前6時45分ごろ。
赤ちゃんは、事件当日の未明から数時間にわたり焼かれたとみられていて、顔や体が焼け、一部は炭化していました。
「たき火をしている男女がいる」
警察はこの目撃情報をもとに周辺の防犯カメラなどを解析。
6月1日、2人が沼津市の宿泊施設にいるところを発見し、逮捕しました。
捜査関係者によりますと、警察の調べに対し女は赤ちゃんを遺棄したことについて容疑を認める一方、男は「海岸には行ったがそんなことがあったのは知らない」などと話し、容疑を否認しているということです。
2人を知る女性は
去年4月、初めて大阪で女と出会ったという女性は、女から男を紹介されたと言います。
2人を知る女性:
「1カ月半とか2カ月経っていない時に男を紹介されて、『私の行っているホストクラブの男の子』と言われて、そこで初めましてみたいな感じだった」
「(男は)すごくニコニコしていて気さくな感じで結構弟気質な感じの子で」
男は兵庫県出身。
2人は大阪で出会い、その後交際関係に発展していったとみられています。
2人を知る女性:
「本当距離感も近くて、仲が良いんだなという感じ」
一方で、女性に対する女の様子は、仲良くなるにつれ変わっていったと言います。
2人の知人 ※軽く変声
「(女は)昔こんなワルしてたとか、武勇伝みたいな感じで語ってたりとかする。大概のことをうそで乗り切っているなとか、犯罪に対する抵抗心がないのかなという感じはある」
また、女は4歳から6歳ぐらいの娘がいましたが、施設に預けたと話していたと言います。
2人の知人
「『本当に私に似ているでしょこの時の写真』と
言っているのを見て、母親の顔を見せている一面もあったが、ホストクラブでこれだけお金使ったという自慢を私にしているなら、子ども育てられたんじゃないの?と不審に思う部分もあった」
捜査関係者によりますと、2人は逮捕される少なくとも2カ月前から、沼津市の宿泊施設に滞在していたということです。
また、海岸で見つかった赤ちゃんは、死産ではなく、焼かれた日の1日から2日前に女が生きた状態で生んだとみられています。
2人の知人
「妊娠していたのは知らなかったが、まさか自分がお腹を痛めて十月十日お腹の中で守ってきた子どもを。思ってもみなかったので、言葉も出なかった」
なぜ赤ちゃんは海岸で見つかったのか。
警察が、犯行の動機など、事件のいきさつを詳しく調べています。