東京高検は特別抗告の方向で検討 袴田巌さんの再審を認めた東京高裁の決定について

いわゆる「袴田事件」で、死刑判決が確定した袴田巌さんの再審=裁判のやり直しを認めた決定について、東京高検が特別抗告する方向で検討していることがわかりました。

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東京高検は特別抗告の方向で検討 袴田巌さんの再審を認めた東京高裁の決定について

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 袴田巌さんは1966年、当時の静岡県清水市で4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、無実を訴え再審を求めています。

 東京高裁は13日、犯行衣類とされた5点の衣類は第三者により捏造された可能性が否定できないなどとして、袴田さんの再審を認める決定をしましたが、東京高検はこの決定を不服として、最高裁に特別抗告する方向で検討していることがわかりました。

 特別抗告した場合は最高裁が改めて再審開始の可否を判断することになり、審理が長期化することになります。