林野庁職員に数百万円の借金 受け取った賄賂を返済に充てたか…業者側は容疑を否認 静岡県警

 林道工事をめぐる林野庁職員らの贈収賄事件で、職員の男が、受け取った現金を借金の返済に充てたとみられることが分かりました。

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 林野庁天竜森林管理署の49歳の職員の男は2018年12月、林野庁が発注した林道工事をめぐり、請負代金の増額を示唆した見返りに、富士宮市の建設会社社長の74歳の男から現金約200万円を受け取った疑いが持たれています。

 捜査関係者によりますと、職員には数百万円の借金があり、受け取った金を借金の返済に充てたとみられています。また、社長は数年前から職員に対し、飲食などの接待を繰り返していたことも新たに分かりました。

 社長は「賄賂を贈るメリットはない」などと容疑を否認しています。