「墜落防止措置が取られていなかった」労災死亡事故を受け、労働基準監督署が勤務先の会社などを書類送検 静岡・磐田市

去年、静岡県磐田市で起きた労災死亡事故を受け、磐田労働基準監督署は勤務先の会社などを労働安全衛生法違反容疑で書類送検しました。

 労働安全衛生法違反の疑いで18日、静岡地検浜松支部に書類送検されたのは、兵庫県高砂市の機械器具設置工事業の会社と、20代の職長の男性です。

 去年1月、磐田市クリーンセンターの焼却設備のダクト内で塗装作業を行っていた10代の男性作業員が転落し、死亡しました。
 
 磐田労基署は、高さ2メートル以上で作業する際は、墜落による危険を防止する必要があったにも関わらず、命綱を設置するなどの墜落防止措置が取られていなかったことが事故の原因と判断し、書類送検に至ったということです。