暑い日が続く夏に水難事故を無くすには…

連日暑い日が続き川で過ごす人の姿も多く見かけますが
全国的には川の事故が相次いてでいます。川で安全に過ごすには何が必要なのでしょうか。 

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暑い日が続く夏に水難事故を無くすには…

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西尾梓アナウンサー:
「静岡市内はきょうも強い日差しが照り付けていて暑いです。そんな中、子どもたちは元気に川遊びを楽しんでいます。頭までつけています。私も今、水に入っているのですが暑い中での冷たい水、気持ちいいです」

 25日も県内は夏の太平洋高気圧に覆われて強い日差しが降り注ぎ、猛烈な暑さとなった所もありました。

 最高気温は、佐久間で36.6℃、天竜で35.0℃と猛暑日を観測。

 また、三島で33.6℃、静岡で32.9℃など県内の観測点19地点中、18地点で30℃以上の真夏日となりました。

 この暑さの中、静岡市内を流れる川では、水遊びをする家族連れの姿が。

Q暑い日に川遊びをしてどう?

小学3年生「楽しい!」

小学3年生「川がとても冷たくて楽しいし気持ちいい」

静岡市民50代:
「毎年夏になると子ども連れて来ている。自然と触れ合う機会が少ないので、そういった意味では楽しんでます」

 暑い夏に人気なのが水辺のレジャー。

 しかし、一方で悲しい事故も起きています。

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川で安全に遊ぶには

 21日、福岡県宮若市の犬鳴川で「11歳の友だち3人が川から上がってこない」と小学生の女の子から通報がありました。

 消防のレスキュー隊などが捜索にあたり、水深3メートルほどの川底から女の子3人を見つけましたが、その後、全員の死亡が確認されました。溺れたのは小学6年生の女の子でした。

宮若西小学校 日高暢裕校長:
「保護者の方はずっと最初から、経緯説明の時から、涙を流してる方も何人かいた」

 消防によると、亡くなった3人は、浅瀬で手をつなぎ歩いていたところ、深みにはまり溺れた可能性があるということです。

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 どのような状況で、水難事故は起きてしまうのでしょうか。

 静岡市内にある「うしづま水辺の楽校」で、子どもたちに正しい水遊びの仕方を教えている川津さんに話を聞くと・・・

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うしづま水辺の楽校世話人会 川津通久顧問: 
「なんでおぼれてしまうのかというと、やっぱり慌ててしまうんですね。浅いと思っていたところが深くなったりして呼吸をしようと思って水を飲んでしまっておぼれてしまう」

 今回の事故に、小学生の子どもを持つ保護者は・・・

静岡市民 50代:
「自分で判断できる年齢であればいいと思うが、できないのであれば、やはり親がルール・守るべきことを伝えて一緒に、目を離さないことが一番かなと思う。子どもが川上にいれば自分が下にいて、必ず待っているような形で遊んでいる。目は離さず一緒に遊んでいる」

画像3: 川で安全に遊ぶには

静岡市民60代:
「付き添いなしでの行動は怖いと思った。あまり深い方へ行かないように。おぼれちゃうと困るからくっついている。万が一の場合浮き輪さえあれば何とかなるかなと」

 県内でも7月後半だけで、すでに5件の水難事故が発生しています。

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 17日には家族で浜名湖に遊びに来ていた50代女性がおぼれ、病院に搬送されました。

 女性は心肺停止の状態でしたが、その後意識を回復したということです。

画像5: 川で安全に遊ぶには

 さらに18日には南伊豆町の海で都内に住む20代男性が素潜りのツアーに参加中におぼれ、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

 県警によると、去年1年間の県内の水難事故は53件で、そのうちほぼ半分の25件が7月から8月に発生しました。

 事故が集中する時期でもある夏休み。

 涼を求めて、水辺に行く機会が増える中で、水難事故を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。

うしづま水辺の楽校世話人会 川津通久顧問:
「自然の中の川の流れはいつも変わる子どもだけで遊ぶより、やっぱり親御さんがついてしっかり監視をしながら遊ぶのが一番自分も水着になってすぐに泳げる態勢を取って子どもの安全を見守ってほしい」

 また、去年、県内で起きた水難事故で18人が亡くなりましたがそのうち16人はライフジャケットを付けていませんでした。

 被害を最小限に抑えるには、ライフジャケットの着用が重要だといいます。

 うしづま水辺の楽校世話人会 川津通久顧問
「自然の中で遊ぶ時には自分の身を守るためにライフジャケットを着る。これは本当に一番大事なことだと思う」

画像6: 川で安全に遊ぶには