ワカメ産地偽装 食品会社元代表取締役の男に執行猶予付きの有罪判決「水産物の公正な競争を阻害」 静岡地裁
ワカメの産地を偽装した罪などに問われた食品加工会社の元代表取締役の男に、静岡地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、静岡市の食品加工会社元代表取締役(80)は、去年11月、外国産ワカメに「鳴門産」と書かれたステッカーを貼って産地を偽装し、取引先に販売するなどしました。判決で静岡地裁の矢田部峻裁判官は「水産物の公正な競争を阻害するもので、消費者の信頼を損なった」「自社の利益を守ろうとした身勝手で悪質な犯行」などとと指摘しました。一方で「被告は全ての事実を認め反省をしている」などとして男に懲役10カ月執行猶予3年を言い渡しました。