意思疎通できない入所者の投票用紙で投票か 代筆担当の老人ホーム職員を書類送検 静岡・伊東市
10月の衆議院選挙で不在者投票所となっていた静岡県伊東市の特別養護老人ホームの男性職員が、入所者の投票用紙に候補者の名前を書いて投票したとして書類送検されました。
書類送検されたのは、伊東市の特別養護老人ホームの40代の男性職員です。捜査関係者によりますと、男性職員は10月行われた衆議院選挙の不在者投票で意思の疎通ができない入所者2人の投票用紙に候補者の名前を書いて投票した疑いが持たれています。
男性職員は入所者の投票の代筆などを担当する代理投票補助者を務めていて、入所者の投票用紙を施設内に設置された投票所とは別の場所に持ち出し、候補者の名前を記入したとみられています。警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
また、静岡県警は30日付で選挙違反の取締本部を解散し、選挙用ポスターの掲示や文書の頒布などで36件の警告があったと発表しました。