被害男性が心境語る「あぜんとするしかない」救助していたのに…事故起こした男女3人が車乗り逃げ 静岡・島田市
14日未明、静岡県島田市の新東名で、事故を起こした男女3人が救助に駆け付けた男性の車を奪って逃走した事件で、被害に遭った男性が静岡朝日テレビの取材に応じ、「あぜんとするしかない…」と心境を語りました。
「あぜんとするしかない。財布とかも全部乗せっぱなしだったので」
こう話すのは、事故車両の救助に当たっていて車を奪われた大阪府に住む45歳のバイク店経営の男性です。
この事件は14日午前3時40分ごろ、島田市の新東名下り線矢倉山トンネル内で、乗用車が大型トラックに追突する事故があり、後方を走っていた男性がワゴン車を停車させ救助に駆け付けました。
男性が発煙筒を焚くなどしていたところ、追突事故を起こした男2人と女1人が男性の車に乗り込み、そのまま逃走したということです。
車を盗まれた男性(45)
「新東名の下りを走っていると、白の乗用車とトラックの接触事故が見えた。後続の追突が心配だったので、パイロンを置いて(車を)止めようと思い、車を離れたら男女3人が出てきて、車に乗って逃げられた」
男性は千葉県から自宅がある大阪府に帰る途中で事故に遭遇し、けがなどを心配し駆け付けたと言います。
その後、逃走した3人は島田市内で警察に確保され、盗まれた車も市内で見つかりました。
捜査関係者によりますと女はけがをして病院に搬送されていて、車を盗んだことを認めているということです。
警察は男2人からも話を聞き、窃盗の疑いで逮捕する方針です。
また、事故を起こした車は盗まれた大阪ナンバーのプレートをつけていて、警察はこの車についても調べを進めています。