階段が1つのビルは避難経路が断たれる可能性高い 大阪の火災を受け防火設備を検査 静岡市消防局
大阪市北区のビルで17日に発生した火災を受けて、静岡市では雑居ビルの防火設備の検査が行われました。
大阪市北区のビルで発生した火災では、28人が病院に搬送され、このうち24人が死亡しています。
静岡市消防局は、火災が発生したビルと同じ、階段が1つしかない雑居ビル120施設を対象に防火設備の検査を行いました。検査では階段や防火戸の前に、避難の妨げになる物が置かれていないか、消火器や火災報知器などが設置されているかなどの点検を行いました。
静岡市消防局によりますと、階段が1つしかないビルは避難経路が断たれる可能性が高いため、消火器による初期消火や防火戸で火や煙の流れを断つことが有効だということです。
静岡市葵消防署 大長朝史消防司令長:「是非とも階段、共有部分に燃えやすいものを置かない、避難の支障になるものを置かない。こういったことを今一度しっかりと管理よろしくお願いします」