漁協職員らによるカツオ抜き取り事件 ほかにも不正…帳簿係に報酬渡し計量せずにカツオ搬出 静岡・焼津漁協が調査報告書
静岡県の焼津港に水揚げされたカツオが流通段階で抜き取られた事件で、焼津漁協がまとめた報告書で他にも漁協職員が関わる不正があったことがわかりました。
29日、焼津漁協の組合長ら4人が静岡県庁を訪れ、カツオ窃盗事件に関する調査報告書を県水産・海洋局の板橋威局長に手渡しました。
この中では今回の事件以外にも漁協職員が2018年から帳簿係に1~2万円の報酬を渡して、計量所を通さずにカツオを搬出するよう指示していたことも明らかになりました。
焼津漁協は、29日午後会見を開き、報告書の中身について説明する予定です。