【犯行の瞬間】肉の無人販売店で3日連続盗難被害 犯行映像を店内で流しても…繰り返される犯行 浜松市
防犯カメラに映った犯行の様子
こちらは、1日の午前1時すぎの映像。店内に男が1人入ってきます。およそ1分間、店内を見て回ると…次の瞬間。商品の肉を取りだし、自分のバッグに。
そして、その後も男は大量の肉を次々にバッグに入れ、精算することなくそのまま店の外に出ていきました。犯行時間はわずか数分。大胆に1万円以上の商品を盗んだのです。
しかし、被害はこれにとどまりません。この翌日、そしてその翌日と、3日間連続で姿が似ている男が犯行を繰り返し、計4回も大量の肉を盗んだのです。
「周りを気にせずガバガバ入れて出てしまう」
梅田航平記者:「商品は大型の冷凍庫に入っていて、肉や韓国料理など様々な種類がある。盗難被害の影響で、中には在庫が切れ、入荷待ちになっているものもある」
被害にあったのは、浜松市中区の無人肉販売店「おウチdeお肉浜松高林店」。去年12月にオープンしたばかりの店です。
おウチdeお肉浜松高林店 後藤雅英オーナー:「本当に憤りしかなくて、とにかく早く捕まってほしい。それでお金を返してほしい。あとは何より謝ってほしい」
被害額は3日日でおよそ9万円。男は深夜に店にやってきては牛タンやサーロインステーキのほか、韓国料理など計120点あまりを盗んだということです。
おウチdeお肉浜松高林店 後藤雅英オーナー:「普通だったら回りをきょろきょろしながら盗むのがよくあると思うけど、周りを気にしないで入れていて、レジとかにも目もくれないでガバガバッと入れて出てしまうのが特徴」
犯行シーンを店内で流すも…また盗まれる
店には6台の防犯カメラがあり、いずれの犯行もカメラが捉えていました。
店では2日目の犯行後、捉えた犯行の映像を店内のモニターに映し出し、犯人とみられる男の写真を掲示していましたが、3日目の犯行を防ぐことができなかったということです。
おウチdeお肉浜松高林店 後藤雅英オーナー:「3日目は間違いなくあそこまでしていたら、さすがに気付いているのではないかと思う」
Q.(店内に)流れていながらも、犯人は繰り返した?
A.「そうですね」
店は警察に被害届を出しましたが、こみ上げてくる怒りは収まりません。
おウチdeお肉浜松高林店 後藤雅英オーナー:「(在庫切れで)今現在待ってもらっている商品もあるし、なかなかすぐに商品を発注しても間に合わないところもあるし、お客様との信頼関係でやっている事業なので、気持ち的にもストレスを感じている」