焼津漁港カツオ窃盗事件 不正に抜き取られたカツオを正規品と装って仕入れ収益を隠した疑い 組織犯罪処罰法違反の罪で高知県の水産加工会社と元代表取締役を起訴
静岡県の焼津漁港でのカツオ窃盗事件で、不正に抜き取られたカツオを正規品と装って仕入れ収益を隠したとして、書類送検された水産加工会社の元代表取締役らを、静岡地検は起訴しました。
組織犯罪処罰法違反の罪で起訴されたのは、高知県に本社を置く水産加工会社と、いわゆる第3ルートで逮捕・起訴された元代表取締役の被告(68)です。
起訴状などによりますと、被告らは、おととし3月焼津漁港に水揚げされ、不正に抜き取られた冷凍カツオを、盗まれたものと知りながら正規の取引で購入したように装い、犯罪収益を隠したとみられています。
一方、同様に組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕された関連会社元社員の40代の男性については不起訴としました。
静岡地検は不起訴の理由を明らかにしていません。