冷凍カツオの窃盗事件で21人に懲戒処分…2人は解雇 盗みの関与認めた15人は出勤停止…関与や役割が薄い 静岡・焼津漁協
冷凍カツオの窃盗事件をめぐり、静岡県の焼津漁協は窃盗に関与した職員への懲戒処分を発表しました。このうち市場部の職員ら2人は解雇となっています。
焼津漁港で起きた冷凍カツオの窃盗事件では、これまでに焼津漁協が内部調査を行っていて、中間報告によると、20年ほど前から職員が窃盗に関与していたことが明らかになっています。
これを受け、漁協は17日、関与を認めた職員への懲戒処分を発表しました。一連の事件で起訴された市場部の係長級の職員と管理職級の職員ら2人は、繰り返し窃盗に関与し、その見返りに金品を受け取ったことから懲戒解雇となっています。
また、定年退職後に嘱託職員として働いていた市場部の別の管理職の職員も、窃盗に関与したとして、契約の更新を行わないこととしています。このほか15人の職員も窃盗の関与を認めていますが、解雇された職員に比べ関与や役割が薄いとして、30日以内の出勤停止となり、その上司にあたる3人の管理職級の職員については降格または減給の処分としています。
処分された職員は合わせて21人となり、西川角次郎組合長ら5人の役員は給与の一部を自主返納しています。