条例違反の疑いがある危険な盛り土の造成地を川勝平太知事が視察 静岡市
静岡市の山間部に県内最大級の危険な盛り土が造成されている問題で、23日午前、静岡県の川勝知事が現場を視察しました。
各務実来記者:
「午前11時過ぎです。違法な盛り土が造成されたとされる現場に知事が入りました。これから県職員らと視察するとみられます」
川勝知事が視察したのは、国が「砂防指定地」に定めている、静岡市葵区の山間部、杉尾地区と日向地区に造成された盛り土です。
川勝知事は県職員およそ10人と共に、土地の図面を見たり、担当課の職員から説明を受けたりして、盛り土の位置関係を1時間にわたり視察しました。
一連の報道を受け急きょ、現場を視察したと見られます。
県によりますと、杉尾地区の違法な盛土の面積はおよそ1.9ヘクタール、日向地区はおよそ6ヘクタールと推定されています。
いずれの盛り土も、静岡市の同じ事業者によって無許可で造成されたということで、警察はこれらの盛り土が砂防法に関する条例違反の可能性があるとして詳しく調べています。