「自殺を止めるためのメッセージ…」 被告の男は無罪を主張 浜松市の少女誘拐事件

浜松市の少女誘拐事件の裁判で弁護側の冒頭陳述が行われました。

画像: 「自殺を止めるためのメッセージ…」 被告の男は無罪を主張 浜松市の少女誘拐事件

「少女の自殺を止めるため、何度もメッセージを送っていた」と誘拐については改めて無罪を主張しました。
 福岡市東区の無職の男(33)は、2021年3月、当時中学3年生の少女(15)を浜松市内のコンビニからレンタカーで連れ去り、キャンプ場のテントで睡眠薬と練炭を使い少女の自殺を手助けした罪に問われています。
冒頭陳述で弁護側は「自殺の方法や場所を指定したのは少女で、誘惑はしていない」と、誘拐については改めて無罪を主張しました。
 また、男が事件前や事件の当日に「一緒に死ねないかもしれない。怖かったら帰って、大丈夫だよ」などと、自殺を思いとどまるよう何度もメッセージを送っていたとしました。次回は8月13日に男の被告人質問が行われます。
 一方、遺族の弁護士によりますと、遺族は学校側が公開したいじめの調査報告書について、詳細が抜けている部分があるとして、再度資料の開示を求めているということです。