偽の計量証明書を発行して正規品に見せかけたか 焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件
静岡県の焼津漁港で起きた第3ルートの冷凍カツオ窃盗事件で、逮捕された水産加工会社の元常務が、架空の取引でカツオを入手していたとみられることが新たに分かりました。
焼津市の水産加工会社の44歳の元常務と別の水産加工会社役員の67歳の男ら5人は、去年3月、共謀し焼津漁港で水揚げされた冷凍カツオおよそ26トン=時価424万円相当を盗んだ疑いで、11日に逮捕されました。捜査関係者によりますと、元常務(44)は別の水産加工会社役員(67)から盗んだカツオを買い取り、偽の計量証明書を発行するなどして架空の取引をしていたということです。
警察は、5人の認否を明らかにしていませんが、元常務(44)が正規品と見せかけて、盗んだカツオを流通させていたとみて調べています。