【袴田事件】検察側『有罪』立証の方向で検討 10日に最終判断示されるか
いわゆる「袴田事件」の再審で、検察側が袴田巌さんの有罪を立証する方向で検討していることがわかりました。
1966年に旧清水市で4人が殺害された事件で、死刑が確定していた袴田巌さん(87)の再審が今年3月に正式に決まりました。関係者によりますと、検察は補充捜査などを行い、再審公判で袴田さんの有罪を立証する方向で検討しているということです。10日に裁判所と弁護団に最終判断が示されるとみられます。検察が有罪立証をすれば、審理は長引くことになります。
袴田巌さんの姉、ひで子さんは「正式に出て確実になったら、お答えします」とコメントしています。