冷凍カツオ窃盗事件で有罪判決を受けた漁協元職員が退職金の支払いなどを求めて提訴 静岡・焼津漁協
静岡県の焼津漁港で起きた冷凍カツオ窃盗事件で、有罪判決を受けた焼津漁協の元職員が、漁協に退職金670万円余りの支払いなどを求めて提訴したことがわかりました。
訴状などによりますと、焼津漁協の市場部係長だった40代の男性は、おととし10月焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件に関与したとして逮捕され、去年有罪判決を受けました。
焼津漁協は事件を理由に去年3月男性を懲戒解雇し、退職金を支払いませんでした。
これに対し男性は、罪は犯したが漁協内では慣習として代々の職員が窃盗に関与していたと主張。
男性と同様の理由で解雇された職員には、退職金が支給されているなどとして、懲戒解雇処分の無効と退職金670万円余りの支払いを漁協に求めています。
焼津漁協は「訴状の内容を確認していて、今後の方針などは検討中」とコメントしています。