44歳フィリピン人男性と80歳女性を偽装結婚させたか 人材派遣会社役員のペルー人の女を逮捕 静岡・沼津警察署
長期在留資格の取得のために、フィリピン国籍の男性と日本人女性を偽装結婚させたとして、ペルー国籍の人材派遣会社役員の女が逮捕されました。
電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたのは、ペルー国籍で静岡県沼津市の人材派遣会社役員の51歳の女です。女は2020年12月中旬、フィリピン国籍の44歳の男性に在留資格を取得させるため、婚姻する意思がないにもかかわらず、男性と函南町の80歳の日本人女性との婚姻届を函南町役場に提出させ、偽装結婚させた疑いが持たれています。
警察によりますと、ペルー国籍の女は、仲介役(逮捕後、保釈中)を通して、フィリピン国籍の男性からビザに関する相談を受け、偽装結婚の指示をしたとみられています。
女は、イラン国籍の女性(52)と日本人男性(69)の偽装結婚にも関与したとみられ、警察は、これまでにペルー国籍の女のほか3人を逮捕、2人を書類送検しています。
ペルー国籍の女は、在留資格の取得を目的に、外国籍の依頼者から報酬を受け取り、日本人の結婚相手を紹介していたとみられています。