頼重秀一市長「子どもの人権にかかわる問題なのでより良き方向へ持っていきたい」沼津市保育施設の不適切保育問題で
沼津市の保育施設で不適切な保育が明らかになり、市が特別監査を行っている問題で、頼重秀一市長は25日の定例会見で「より良き方向へ持っていきたい」と話しました。
沼津市の保育施設で去年5月から10月にかけて、保育士や調理師そして施設長の3人が1歳児3人に対して不適切な保育を行っていた問題。
これまでに3人は園児の頬を引っ張ったり、水性ペンで顔に落書きをしたりしたほか、その様子を写真に撮り職員間で共有していたことが明らかになっています。
25日行われた沼津市の定例会見では・・
沼津市 頼重秀一市長:
「残念ながらこのような事案が発生してしまったことは大変遺憾に思う。子どもの人権とか人格とかそういうところに関わる内容ですので、そういうことをしっかりと頭に入れながら、情報収集等行って精査をしてより良き方向へ持っていきたい」
沼津市の頼重秀一市長はこのように述べ、保育環境の改善や再発防止に努めていくとしました。
また、市は24日に続き25日も施設の特別監査を実施。
施設から報告があった不適切な保育以外の行為は確認されず、24日の聞き取りの中で3人は行き過ぎた行為だったという主旨の話をしていたということです。
市は2日間の特別監査を踏まえて、行政指導や改善勧告を出すかどうか3月末までには判断する方針です。
施設を運営する事業所の代表:
「本日職員3名が個別に市の職員と面談という形で聞き取りを行った。市の方がどのような形になるか僕らも分からないんですけど、真摯に受け止めて対応していきたい」