静岡市山間部で遺体で発見された30代の女性 行方不明前警察に何らかの相談をしていた 警察は殺人事件と断定し捜査
先月中旬から行方不明となっていた静岡市の30代の女性が遺体で見つかった事件。女性は行方不明になる前に、警察に何らかの相談をしていたことが分かりました。
静岡市駿河区の無職の女性は先月16日に行方が分からなくなり、翌日、母親が静岡南警察署に行方不明届を提出していました。その後の捜査で1月30日になって静岡市清水区和田島の崖の下から女性の遺体が見つかりました。
高橋諒記者:「静岡市清水区の山間部です。女性の遺体はこのあたりで発見されたということです」
その後、警察は司法解剖の結果、他殺の可能性が高いと判断し、殺人事件と断定しました。警察は何者かが女性の遺体を山中に運び遺棄したとみています。
事件前の去年12月、女性は静岡南警察署に電話で2度相談していたことが明らかになっています。警察はこの時の相談内容を明らかにしていませんが「DVやストーカー行為の相談ではなく、生命に危険を脅かすような相談ではない」としています。
警察はこの相談を受け、女性から現金10万円をだまし取ったとして元交際相手の男(36)を先月21日に逮捕しています。警察は、この男が何らかの事情を知っている可能性もあるとみて調べを進める方針です。