静岡・富士川水質調査で ごく微量の化学物質も

富士川の水や川底に、ごく微量の化学物質が含まれることがわかりました。人体や生物に影響はないといいます。

画像: 静岡・富士川水質調査で ごく微量の化学物質も

静岡県と山梨県などが、7月に富士川水系で採取した水を調べたところ、いずれも山梨県内の富山橋と南部橋の近くの水から、土壌の凝固剤などに使われる「アクリルアミド」が、1リットルあたり5ナノグラム検出されました。川底からも、富山橋と十島堰の近くで、ごく微量が検出されました。静岡県によりますと、アクリルアミドは、もともと自然界にはない物質で、発がん性もあるとみられていますが、今回検出された量は国などが定める指標を大きく下回り、人体や生物への影響はないということです。
県は今後も 調査を継続する方針です。