「市教委のいじめ調査は不適切」 第三者機関が再調査結果を浜松市に提出 基本方針の見直しを提言
浜松市の少女が小中学校時代にいじめを受けた問題を再調査していた市の第三者機関は当時、このいじめ問題を調査していた市教育委員会の対応を「不適切」とする調査結果をまとめました。
調査結果によりますと、浜松市の少女は2012年小学1年の時から2016年中学1年までの間、持続的にいじめを受けていたと認定しました。その上で当時、市教委が立ち上げた調査委員会について「学校関係者などで構成され、公平性や中立性に欠け、国が定める調査の指針に沿っておらず不適切だった」と指摘しました。
当時の調査に不信感を持っていた少女側の訴えを受け、2020年鈴木康友市長が弁護士や精神科医など第三者による再調査委員会に、改めて調査を求めていました。再調査委は、22日この調査結果を鈴木市長に提出。市の基本方針を見直すよう提言しました。