息子名乗る男「のどを痛めた」 医師名乗る人物「息子が病気」 80代女性が200万円だまされる 静岡・焼津市

 3日午前9時半ごろ、静岡県焼津市に住む80代女性の家に、息子を名乗る男から電話がありました。

画像: 息子名乗る男「のどを痛めた」 医師名乗る人物「息子が病気」 80代女性が200万円だまされる 静岡・焼津市

 男は、「病院で携帯電話と財布を落としてしまい、現金やカードを盗まれた。仕事で至急、大金を支払う必要がある。カードが使えないので、上司が立て替えてくれるが、申し訳ないのでいくらか立て替えてほしい」などと話したといいます。

 その日の午後1時ごろ、女性の家を若い男が訪問。女性はこの男に現金200万円を手渡しました。その後、帰宅した息子が警察に通報し、事件が発覚しました。

 警察によりますと、女性は2世帯住宅で息子と同居していました。しかし、息子を名乗る男からの電話で「のどを痛めている」と言われたこと、また、その後、医師を名乗る別の人物から電話があり、「息子が病気」と言われたことなどから信じてしまったということです。

 焼津署管内では、2月にも同様の手口で80代女性が120万円をだまし取られる詐欺事件が発生していて、警察は、電話で「至急お金がいる」と言われたら詐欺を疑うよう呼びかけています。