被害者とトラブルの30代の男が逃走か 静岡・三島駅前繁華街の殺人事件
白鳥衛記者:「現場には花束が手向けられています」
事件があったのは、JR三島駅南口近くの飲食店が立ち並ぶ繁華街です。3月7日午前5時40分ごろ、静岡県三島市の三島中央病院から「刺された人が搬送されてきた」と、警察に通報がありました。
搬送されたのは清水町伏見の建設作業員の男性(32)で、およそ50分後に死亡が確認されました。警察によりますと、友人ら数人が病院に運んできたということです。
男性の友人:「とにかくいいやつ。優しいし、今回こういった形の事件になったと聞いて、自分も正直びっくり。なんでそういう事件に巻き込まれたかもわからない」
「(男性は)仲間もいっぱいいるみたいですし、けっこう人柄も好かれる人間だったと聞いている」
関係者によりますと、男性と知人の30代の男は、別々の場所で酒を飲んでいました。その後、何らかの理由で会うことになり、トラブルになったとみられます。近所の住民は、男性数人が「やめろ、やめろ」などと言い争う声を聞いていました。
近所の住民:「現場近くの家の人がすごい怒鳴り声で怖くて外に出れなかったという感じで」
「朝来たら規制線が貼られていて、何かあったのかと」
現場から凶器とみられる刃物は見つかっていません。関係者によりますと、男は知人と車で逃げたということです。
記者:「血だまりはどのくらい?」
近所の住民女性:「70~80センチのが、2つくらい」
記者:近所で事件が起きてどうですか?
近所の住民男性:「気持ち悪いっていうか、いやだね」
付近の小中学校は臨時休校に
住民の間には不安が広がっています。事件を受け、付近の小中学校は臨時休校となりました。三島市教育委員会によりますと、通常通り授業が行われた学校では、登下校時に職員がパトロールを行ったということです。あすも一部の小中学校で休校措置をとるか検討しています。